スマホが使える飛行機と使えない電車

電車に乗ったことのある人はしつこいほどに耳にしているであろう「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」という車内アナウンス。その根拠となっていたのが、「携帯電話から発せられる電磁波がペースメーカのご動作を引き起こす」というものだったが、総務省が2010年に、第3世代の携帯電話においては問題ないという発表をした。
総務省|携帯電話端末による心臓ペースメーカ等の植込み型医療機器への影響に関する調査結果

……という事実を知らない人は未だに結構いるみたいで、僕も一度、老人に絡まれた経験がある。

実際に絡まれてみるとわかると思うが、こういう類の人たちにはあまり理論が通じないところがある。ペースメーカーへの問題はないという根拠をいくら示しても、相手は「窓に貼ってある注意書きが読めないのか」とか「マナーだから」だというセリフでねじ伏せようとする。

今年の7月から開催では、優先席付近での使用制限が混雑時を覗いて解除されたそうなので、問答無用の電源OFFルールを設けいているのは関東地方のみとなっているようだ。JR東日本や東京メトロは、客の不安に対処するため、携帯電話の電源OFFを継続するそうだが、これはおそらく、理論の通じないクレーマへの対処が面倒だからなんだろうと僕は考えている。
「電車内携帯オフ」日本独自のルール、関東は継続 「電波は危険」と誤解、ペースメーカー使用者に不安も (1/3) – ITmedia ニュース

僕が車内で老人に絡まれた時は結局、根負けしてスマートフォンをかばんにしまってしまった。JR東日本や東京メトロも僕と同様、そういう人たちの相手をしたくないから、電源OFFルールを継続しているのではないだろうか。

数件のクレームからフォアグラ弁当の発売を中止したコンビニチェーンもそうだけど、とにかく日本企業はクレームにビビりすぎだと思う。少数が大きな声で叫ぶ「不安」を解消するためではなく、大多数のおとなしい携帯電話ユーザーの権利を守るような方針転換を、鉄道会社に期待したい。

航空機は今日から制限はあるものの、離着陸時にもスマートフォンやゲーム機を使用できるようになったっていうのに、関東の鉄道会社は……
本日から離着陸時もスマホ使えます 電子機器を規制緩和 – MSN産経ニュース

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